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愛猫の誕生日を忘れる飼い主

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飼っている猫の誕生日を祝ったことがありません。
忘れてしまうからです。
なんのひねりもない文章ですね。すいません。

猫の誕生日は便宜上4月1日にしてあります。便宜上というのは、拾われた猫なので、生まれた日がわからないからです。
保護主さんが拾って、連れていった先の獣医さんが「だいたい3カ月?」と尻上がりに年齢の目星をつけてくれたそうで、そこから逆算すると「ま、4月くらい?」ということになり、それじゃあ忘れにくいように4月1日でという経緯で猫の誕生日と決定したというわけなのに、忘れてしまっている有様なのです。

そもそもわたしは、誕生日をはじめとする諸々の「記念日」を覚えられたためしがほぼありません。

昔付き合っていたひとが、なにかにつけて年齢や西暦をきちんと言うひとでした。物覚えがよかったのか、数字が好きだったのかわかりませんが。
「女の子と初めて付き合ったのは、17歳と8カ月のときだった」とか「1997年の1月に初めてスリランカカレーを食べた」などという感じです。感心しきりです。
そんなひとですから、「今日は付き合って1周年だね」などと女っぽいことを言い出します。当然そんなこと覚えていないわたしは、「へ? そうだっけ」などと言ってしまい、露骨に悲しそうな顔をされるので、面倒くさくなって別れました。

 

猫の誕生日を今年も忘れたことに気づいたわたしは、なぜこうにも「記念日化」ができないのだろうと考えてみました。

さすがに自分の誕生日は覚えていますし、家族の誕生日も子どものころからインプットされていますから、忘れようにも忘れられません。脳に染み付いちゃってるんですかね。
それから、わたしが4歳のときに父方の祖父が亡くなったことは覚えています。
おしゃまだった性格がガラリと変わり、内向的になったのは3歳のころ。
お刺身を初めて食べたのも3歳のときでした。
こんなことを覚えているということは、子どもの記憶力というのはすごいものですね。
祖母が、認知症になっても子供時代の思い出を語っていましたが、子どもの強烈な記憶力で植え付けられた記憶は、なかなか消えないようです。


猫の誕生日はいつか、彼氏との交際がいったい何年になるのか、祖母は何年何月何日に亡くなったのか……。

父は7年前に失くなりました。
などとしゃあしゃあと言っておりますが、これもすらすらと「7年前」と言えているわけではないんです。
東日本大震災が起きたのは2011年3月11日で(これはちゃんと覚えている)、「お父さんがあと半年生きたら大地震を経験しちゃったなあ」と思った記憶があるので、その前年の2010年というわけで、リアルに指折り数えた挙句、しゃらっと「7年前」と言っているわけです。
命日はたしか8月10日?

ですから、面接なんかに行っても「このお仕事は何年くらいされたのですか?」とか「〜は何歳のときですか?」などと言われると、頭が真っ白になって、えっとえっと……となり、「こいつ、経歴詐称してんじゃね?」と疑惑の目を向けられるはめになるのです。


おおかたの出来事が自分にとってどうでもイベントだから「記念日化」できないのか、出来事と年月をセットで覚える能力が欠けているのか。
どっちなのか暇なときに考えてみたいと思います。


うちの猫は、今年で8歳になったようです。
これも、病院の診察券を確認して、えっとえっと……と計算しているのです。
ごめんよ。来年こそはお祝いしてあげるね! たぶん。

 

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